三面記事

国威は外国車に乗って。

 7月14日の革命記念日にシャンゼリゼ大通りで行われる軍事パレードは、フランスの威信を国内外に示す一大イベントだ。大空に煙幕で三色旗を描く戦闘機や、一糸乱れぬ兵士たちに、国民としての誇らしさを感じる人も多い。しかし、今年は複雑な思いでジープの車列を眺めた人たちもいた。フランシュ= [...]

国歌を変えよう!

 トビラ法相は昨年5月の奴隷制度廃止の記念式典で国歌を歌わず、政界でバッシングにあった。人種差別的だとして拒否したのである。しかし、フランスには国歌斉唱を拒否するのではなく、別な歌に変えてはどうかと問いかける人たちもいる。 モンペリエに住む手回しオルガン奏者で歌手の、ジル・アンド [...]

6月のあなたへ。

  「もうすぐ夏休みだから」と、あまり無理はしなさるな。今年の春はトゥーレーヌ保健相が拒食症のモデルたちの就業禁止を打ち出したことだし、少しは気楽にいこうじゃないか。それでもやっぱり、悩んでいるのなら、先月24日にフランス中南部の地方紙『ヌーヴェル・リピュブリック』のネ [...]

♬飲み過ぎたのは、あなたのせいよ♩

 蕎麦が大好きな友人は、ざる蕎麦が運ばれてくるなり、3分足らずで胃の中に収め、お代わりを繰り返す。そんなに蕎麦が好きなら、岩手の「椀子そば」選手権に挑戦しろと勧めると、目を輝かせた。「蕎麦食って死ぬのが本望なんだよね」。人間は己の好物で挑戦を受けると、夏の夜の街灯に群がる虫のよう [...]

情事のあとで。

  「私はブスだ」と開き直っている人でも、自分を美しく見せたいのが人情。しかし、悲しいかな、持って生まれてきたものは努力しても簡単には変えられず、別人になれたらと思ったりする。 実際に別人となり、女性たちを手玉にとった男の話が、5月4日付のル・パリジャン紙にあった。09 [...]

教室売ります。

 不要なものを捨てずにネットで転売するということが、今や一種の生活の知恵として確立されつつある。同時に、自分の処女を競売にかけて高額な落札金を手にする女性が現れたり、闇で臓器が売買されるといったことが問題視されている。4月11日のル・パリジャン紙も、19区のエミール・ボレルト小学 [...]

浮気はよくても、 人道支援はダメ?

 かつて各国のテレビコマーシャルを紹介して人気を博した番組があった。広告はその国ごとの常識やモノの考え方がわかるので面白い。 最近も「浮気専用」と銘打った出会い系サイトの広告をパリの地下鉄の駅で見て、「さすがフランスだ」と妙に感心した。もちろん、電車通学の子供たちもおり、眉をひそ [...]

博打好きがこうじて。

強制売春が行われていた家。 —やっぱり、春先ってのは気分がいいや。よぉ、八っつぁん、今日はここらで仕舞ぇにして、河岸(かし)で一杯しっかけたら、いつもんとこにしけ込もうじゃねぇか。  —熊公の博打好きにゃ困ったね。こっちは財布がもたないよ。 —お足がねぇのはお互い様だ。 [...]

冤罪(えんざい)か不干渉か?

SNCFムーラン駅。  周防正行監督の映画『それでもボクはやってない』は、満員電車の中で痴漢(ちかん)に間違われ、無実にもかかわらず有罪判決を受けた男性の実話をもとにしている。いわゆる痴漢冤罪は日本では何件もあり、濡れ衣を着せられた者の中には、死をもって疑念を晴らそうと、警察署の [...]

21世紀フランス版『忠臣蔵』

     『忠臣蔵』といえば、日本では年末年始の時代劇の定番となっているが、かの福沢諭吉は『学問のすすめ』で、赤穂浪士の討ち入りを野蛮な因習として批判した。しかし、彼が文明国として憧れたフランスでも、昨年の年末は、とある「あだ討ち」事件がメディアをにぎわせた。  フランス南西部に [...]
 

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