La France romane 2005-04-15 アート 0 ユーグ・カペーが即位してカロリング朝が終焉した987年から、ルイ7世とアリエノール・ダキテーヌが離婚した1152年まで、ロマネスク時代のフランス文化を見る。彫刻、宝飾品、写本など300点。6/6迄(火休)。 ルーブル美術館 [...]
死の匂いが濃厚だ。 Gustav Klimt : papiers erotiques 2005-04-01 アート 0 19世紀末から20世紀初頭にかけてウィーンで活躍したグスタフ・クリムト(1862-1918)の、エロチックな素描120点を見せる展覧会。 クリムトというと、金箔をちりばめた有名な『接吻』が思い出される。恍惚の表情で接吻する男女に豪華な装飾が加わった、優雅さに満ちた作品だ。油彩 [...]
Comme le Reve le Dessin 2005-03-15 アート 0 デッサンを習作や準備段階としてではなく、イマジネーションが発芽する場としてとらえようという視点による、ルーヴル美術館とポンピドゥ・センター共催の展覧会。バルトロメオ、ズッカーロなど16、17世紀のイタリアの画家やボイス、リヒターなど現代アーティストの素描。5/16迄(火休)。 [...]
力強く抒情的な作品。Mario Giacomelli展 2005-03-01 アート 0 イタリアが生んだ世界的な写真家、マリオ・ジャコメリの作品165点が、国立図書館で見られる。 ジャコメリの作品は力強く、かつ抒情的だ。作者の感情の濃密さに打たれ、どんな人が撮ったのか、知りたくなるような作品だ。 ところがプロフィールを知ると、作品から想像する経歴とはまったく違 [...]
光に満ちた天空を再現。”Le ciel dans un tapis” 展 2005-02-01 アート 0 たかが絨毯、とばかにするなかれ。エジプト、トルコ、ペルシャ(イラン)の絨毯最盛期(16-17世紀)の逸品56点を、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ベルリンのイスラム文化美術館やロンドンのビクトリア&アルバート美術館などから集めた豪華な展覧会だ。 そもそも絨毯は、身分の高い [...]
三人の資質の違い。 Turner, Whistler, Monet 2004-12-01 アート 0 モネ(1840-1926)とホイッスラー(1834-1903)という、印象派の二人の画家の交流と、彼らに与えたターナー(1775-1851)の影響をテーマにした、国際巡回展覧会。トロントのオンタリオ美術館で6月に開幕し、パリの後は、2月にロンドンのテート・ブリテン(旧テート・ギャ [...]
ファラオとは、どんな存在だったのか? “Pharaon” 2004-11-01 アート 0 200点以上の展示品の約半数がカイロのエジプト美術館から貸し出された、フランスでは滅多に見られない展覧会だ。 会場入口には、18歳で亡くなったツタンカーメンの巨大な彫像が設置されている。涼やかな笑みをたたえた少年王には、観音菩薩像のような優美さと中性的な美しさがある。歴代のフ [...]
ファラオとは、どんな存在だったのか? “Pharaon” 2004-11-01 アート 0 200点以上の展示品の約半数がカイロのエジプト美術館から貸し出された、フランスでは滅多に見られない展覧会だ。 会場入口には、18歳で亡くなったツタンカーメンの巨大な彫像が設置されている。涼やかな笑みをたたえた少年王には、観音菩薩像のような優美さと中性的な美しさがある。歴代のフ [...]
彼女は独り、刺繍が救い。”Brodeuses” 2004-10-15 アート 0 『Brodeuses 刺繍する女』は、良い映画を観たな~、と満足感に浸れる作品だ。17歳で身ごもってしまったクレールが、さあどうやって生きていこうかと、それだけの物語なのだが、そこにいろんなことが詰まっている。 実家を出てスーパーのレジ係として生計を立てながら独り暮らしをする [...]
静かにそこにあるだけで幸せな黒や黄色。 Serge Poliakoff “La saison des gouaches” 2004-10-01 アート 0 フランスに帰化したロシア人抽象画家、セルジュ・ポリアコフのグアッシュ展。 1900年にモスクワの富裕な家庭に生まれたポリアコフの人生は、1917年のロシア革命で一変する。著名な歌手だった叔母とロシアを逃れ、ギター弾きとして放浪した後、1923年にたどり着いたのがパリだった。そ [...]