「恵まれた環境を作ってくれた両親にありがとうといいたい」 2003-05-01 パリの出来事 0インタビュー 寺嶋美穂さんは、現在、INALCO(国立東洋言語文化学院)の日本語学科に通う19歳。ご両親はともに日本人だが、パリで生まれ育った美穂さんは、バリバリのバイリンガル。 美穂さんと話をしていて感心してしまうのは、フランス語は当然にしても日本語もほぼ同じく母国語レベルということ。イナル [...]
フランスの中のアジアを観察。 2002-10-01 パリの出来事 0インタビュー フランスへの片思いが高じ長期滞在を始める人が多い中、河合妙子さんは異色の在仏日本人かもしれない。彼女の場合、海外への興味は、まずアジアにあった。ベトナム難民が日本に多く流れて来た80年代初頭に大学生だった彼女は、まずボランティアで難民援助運動に参加する。活動を通し、日本にいなが [...]
「ブドーを教えに来て、ブドウを教わった!?」 2002-08-01 パリの出来事 0インタビュー 日本のワインシーンも、このところだいぶ様変わりしてきている。格付けなどでワインを買うのではなく、値段と、何より質で選ぶ人が多くなってきているようだ。そんなワイン達をフランス中から探し出し、日本に輸出・紹介しているのが伊藤與志男(いとう よしお)さんだ。 今でこそワインの仕事をして [...]
「いずれはドキュメンタリー映画の監督に…」 2002-07-01 パリの出来事 0インタビュー 映画の勉強に各国から学生が集まるパリ第8大学で、今ドキュメンタリー映画を制作すべく勉強をしている阿部正子(あべ まさこ)さんを、まさにドキュメントしてみた。 山形県山形市の出身で、大学卒業後はテレビ局のディレクターとして番組制作をしていたという経歴を持つ。局では社会情報番組や地域 [...]
tu es bourré 2002-05-15 パリの出来事 0フランス語 フランスでも日本でもお酒は楽しいもの。でも、つい調子に乗ってフランス人のペースにあわせて飲んでは危険だ。先日もほろ酔い気分で石畳につまずいて、フランス人の友人に “tu es pompette(ちょっと酔ってるね)” と言われてしまった。しかし、こんなの [...]
5月1日のデモにも参加したい。 2002-05-01 パリの出来事 0インタビュー パリ大学日本語科の3年生、ジェレミーさんに、今度の大統領選挙の結果について聞いてみた。 「ルペンが大統領選挙の決選投票に残るというニュースをラジオで聞いたとき(ボクはテレビを持っていないんだ)、自分の耳を疑い、幻聴ではないかと思ったくらいだ。さっそくスコットランド人のガールフレ [...]
シネフィル青年のアパートをのぞいてみた。 18区。地下鉄Marcadet-Poissoniers駅 。家賃3000F。 2002-03-15 パリの出来事 0インタビュー 映画について聞けば分からないことはないと評判のニコラくん。パリ第3大学で映画理論を勉強し、現在は名門FEMISの監督コース入学に向け受験準備中という生粋のシネフィル青年だ。 彼がパリ18区のこのアパートを探し始めたのは昨年の6月。希望条件は膨大な数のビデオカセットと友だちを呼ぶ [...]
タマラ・コンドラチェヴァさんはモスクワ出身。 クラウディオ・インゲルフロムさんはブエノスアイレス出身。 1998-03-01 パリの出来事 0 タマラさんとクラウディオさんは、モスクワで学生結婚し、論文を書くためにパリへやってきた。二人がパリに住みついた1970年初頭は、68年の5月革命の名残りで、学生たちには自由でコスモポリタンな雰囲気が漂っていたという。数年後、タマラさんは高校でロシア語とロシア史を教えるポストを見つ [...]
“2000年”を記念して緑の循環道路(52) 1998-02-15 パリの出来事 0 パリ市内にある道路の全長は1450キロメートル。その10%にあたる145キロから車を締め出し、歩行者と自転車専用の《緑の循環道路》にしようという運動が推進されている。 一見実現不可能な考えにも思えるが、この計画の原案を準備している RESEAU VERT 協会の活動歴を聞いてみる [...]
マーク・オレムランドさんは、ニュージーランドのオークランド出身。33才。 1998-02-01 パリの出来事 0 サン・シュルピス教会裏の小道に面する扉を「こんにちは」と開けた時、まるで個人のアパートに入ったような親しみを感じた。マークさんはここで、フランスただひとつのニュージーランド旅行専門代理店を経営している。故国でも観光業に従事していたが、小さな島国での限界を感じ、「世界を見たくなって [...]