生きている街を常に感じる。 2014-03-07 Quartier-Balade:街・散策 0パリ1区散策 Les Halles界隈(1区) イヴォンさんは、パリのど真ん中レアール地区に住んで10年。メトロ嫌いな彼にとって、仕事も遊びもすべて徒歩で行けるのが何よりであるという。イヴォンさんが住むのは、自動車侵入のない歩行者天国区域。アパルトマンを一歩外に出れば、パリのみでなく郊外や地 [...]
本質を失わず時を重ねる。 2014-02-06 Quartier-Balade:街・散策 0パリ5区散策 Quartier Latin界隈(5区) アジア文化の専門家として、大学講師、作家、映画祭キュレーターなど、多様な肩書きで活躍を続けるレイモン・ドランブルさん。生まれも育ちもマレ地区だが、左岸から吹く文化の風に誘われ、数年前にカルティエ・ラタンに居を定めた。この界隈は、文化施設 [...]
18区の騒がしさがない。 2013-12-04 Quartier-Balade:街・散策 0パリ18区散策 Lamarck-Caulaincourt界隈(18区) 造形作家のルノー・パタールさんが、ラマルク・コーランクールに越してきたのは3年前。それまでパリのさまざまな街に住んできたけれど、「もう離れられない。慌ただしい18区の喧噪(けんそう)から、不思議と切り離された平和なゾーンだ [...]
「偽物のパリ16区」という俗説も。 2013-11-08 Quartier-Balade:街・散策 0パリ16区散策 Auteuil界隈(16区) 90年代初頭、フランスの人気お笑いトリオLes Inconnusは、エリートお坊ちゃんに扮し「♪オートゥイユ、ヌイイ、パッシー、これが俺たちのゲットーさ♪」と皮肉たっぷりにラップで歌った。それから20年、パリ西方に位置するオートゥイユは、今も閑静な [...]
シックだけど住みやすさが魅力。 2013-10-02 Quartier-Balade:街・散策 0パリ16区散策 Passy界隈(16区) 中国人の父、イギリス人の母を持つ上海出身のディナ・ガオ(高醇芳)さん。文化大革命が吹き荒れる最中、1975年に香港のフランス総領事のすすめで渡仏してきた画家だ。「荷物は絵筆を詰め込んだスーツケースひとつ。自分の作品を売り払って飛行機の切符を買いました」 [...]
映画に呼ばれて住んだカルチエ。 2013-09-10 Quartier-Balade:街・散策 0パリ6区散策 ◎Odéon, St-Germain界隈 6区 映画監督の近藤麗子さんはパリに住んで14年。日本では映画学校に通いながら東京の映画製作・配給・上映会社ユーロスペースで働いていた麗子さんが、映画の国に来て最初に住んだのは、リュクサンブール庭園のすぐ近く、ムッシュー・ル・プランス [...]
正にフランスの故郷となった地。 2013-08-20 Quartier-Balade:街・散策 0パリ9区散策 ジュエリーデザイナーのベジュー・ナオさんは在仏10年。日本でジュエリーのディプロマを取得後、グラヴュール(ジュエリーの西洋彫り)を学ぶためにパリにやってきて、偶然見つけたアパルトマンは9区カデ地区ベルフォン通り。元々ユダヤ系ジュエリー技師のアトリエが多い地区であった。地域のつな [...]
「動くことを止めない」町。 2013-07-05 Quartier-Balade:街・散策 0散策 画家のエルヴェ・アングランさんが住んでいるのは、のみの市でおなじみの町モントルイユ。かつては、パスティスのPernod社、キャンディーのKréma社のキャンディーなどの工場が密集していた地区で、20世紀半ばには約700の工場を数えた。エルヴェさんのアトリエも、19世紀後半からウ [...]
ベルヴィルはコスモポリタンな町。 2013-06-03 Quartier-Balade:街・散策 0パリ20区散策 Belleville界隈(20区) 「オヴニー(未確認飛行物体)のような作品」と、自作を紹介するのは、映画監督のエリック・ピタールさん。現在パリで公開中の新作『De l’usage du sextoy en temps de crise』は、映画のカテゴリー分けを [...]
皆が吸い込まれるホットスポット! 2013-03-07 Quartier-Balade:街・散策 0パリ10区散策 2回目の紹介となるサンマルタン運河地区は、今、パリで最もホットなエリアである。セリアさんはここに住んで5年。「小さい頃の記憶では、この辺は汚くて危ない地域だったわ(笑)」。カラフルなファサードが目印のブティック〈Antoine et Lili〉ができたのは10数年前。それから徐 [...]