ジョルジュ・サンドの食卓から 6 2012-07-09 ノルマンディーの作家と食 他 0 エミールとジルベルトの恋物語が軸になっている『アントワーヌ氏の罪』(1845年)の舞台は、ガルギレスというベリー地方(現サントル地方)の小さな村。この村に家を持っていたサンドと、そのパートナーで版画家のマンソーは、この田舎でのシンプルな生活をこよなく愛した。この人里離れた村には [...]
ビーツのチップス 2012-06-18 ノルマンディーの作家と食 他 0 ビーツのチップスは、市販の袋詰め野菜チップス盛り合わせにも必ず入っているし、その濃い赤が美しいので、いろんなレストランで、料理の付け合わせというよりは飾りという感じでよく使われている。作り方はポテトチップスそのまま。油を切ってから出します。ポテトと一緒に揚げて出せば、この季節、 [...]
ジョルジュ・サンドの食卓から 5 2012-06-02 ノルマンディーの作家と食 他 0 『アントワーヌ氏の罪』(1845年)では、身分の違うふたりの恋愛が語られている。サンドの小説お馴染みといえるテーマだ。主人公は、資本主義の実業家を父に持つエミール・カルドネと、貴族でありながら貧しい暮らしを送るアントワーヌ・ドゥ・シャトーブランの娘ジルベルト。そして、 [...]
台所の必需品 2012-05-23 ノルマンディーの作家と食 他 0 オーブンで肉のかたまりや、トマトのファルシを焼いたりする時に使うバット。台所の必需品です。それ以外にも、肉や魚をマリネする時にも便利。わが家ではシメサバを作る時にも大活躍する。イラストのように金属の網がついているものがいい。天ぷらの油切りに最適。 [...]
ジョルジュ・サンドの食卓から 4 2012-05-07 ノルマンディーの作家と食 他 0 サンドは、1848年の2月革命の立役者であった政治家ルイ・ブランや思想家ピエール・ルルーと深い親交を結んでいた。社会主義小説と呼ばれる『アンジボーの粉挽き』(1845年)に出てくるのは、身分の違う二組のカップル。彼らが互いに助け合い困難を乗り越えていく過程を追いながら、この時代 [...]
ウィンナーシュニツェル 2012-05-05 ノルマンディーの作家と食 他 0 ハンガリーとオーストリアは元は一つの国だったこともあり、ウィンナーシュニツェルはハンガリーの名物料理でもある。子牛のエスカロップを、一人分120グラムほどをできるだけ薄く切ってもらう。これをラップでサンドイッチにしてまな板に置き、めん棒やらワインの空き瓶などで丁寧にたたいて、で [...]
ピーマン 2012-05-04 ノルマンディーの作家と食 他 0 地中海沿岸やフランス南西部の料理に欠かせないピーマンpoivron。本当においしくなるのはこれからだ。熟すに従って、緑から黄、そして赤と色が変わっていき、甘みも出てくる。サラダにしたりする時には、色違いのものを使うときれい。熟し方も違い色も違うピーマンを混ぜ混ぜにして売る八百 [...]
マグロの切り身 2012-04-16 ノルマンディーの作家と食 他 0 フランスでは、以前マグロはほとんど丸ごとが輪切りにされて売られていたが、最近は、四つに切り分けたおろし身の形で見かけることが増えてきた。これだと、「一切れ200グラムくらいで」と注文できるからマグロのステーキを作る時には便利。刺身にするのにも都合がよい。あいにく輪切りで売られて [...]
にしん・いろいろ 2012-04-11 ノルマンディーの作家と食 他 0 filets de harengs doux fumés ●filets de harengs doux fumés スーパーなどで袋詰めになって売られているニシンのおろし身は「filets de harengs doux fumés」 [...]
ジョルジュ・サンドの食卓から 3 2012-04-09 ノルマンディーの作家と食 他 0 サンドの初期の名作『モープラ』(1837年)の舞台は、18世紀のフランス革命前夜。全編を通してこの時代の思想家ルソーの哲学が流れている。サンドは、祖父母の影響もあって子供の頃からルソーの熱心な読者であり、ルソーの「精神的な娘」と言われるほどだった。 教育からしりぞけられていた [...]