待ちに待ったべべとの新しい生活。楽しいうれしいの反面、新生児は昼と夜が逆転してるし、2時間おきに起きるし、よく泣くし、頭の中はハテナだらけ。新生児は泣くのが仕事だとなぐさめられても、泣いている理由を分かってあげられないので、親として無力感を感じてしまうことも。でも大丈夫、出口のないトンネルはない。愛情と対話で乗り越えたい。
注意が必要なのは、泣く程度によっては新生児特有の腹痛を伴う下痢などが考えられること。時には小児科医に相談する必要がある。また生後8日の検診は義務。産んだ産院以外で受診する必要がある場合は、小児科の予約をとることを忘れずに。それから各地域に必ず一つはあるP.M.I.*はママの強い味方だ。小児科医による健康診断(要予約)や予防接種…、常時いる保健婦は体重測定のついでに育児の相談にも気軽にのってくれる。これらのサービスは無料。かかりつけの小児科医と平行してもよし。
睡眠もまとめてとれないこんな時期、家事はこの際二の次と宣言する。産後は後々の体調不調につながってしまうので無理は厳禁。買い物なんぞはモノプリなどのネット注文&配達サービスを利用して、料理は冷凍食品をうまく利用しながらまとめて作って保存できるものを。洗濯は乾燥機がないお宅は近所のコインランドリーで散歩ついでに乾かしてしまう。一時的でも家事代行サービスを利用するのも手だろう。
父親の育児休暇は子供の出生から4カ月以内に土日を含めて11日間取れるので、家事に育児に大いに活躍してもらいたい。この期間の手当は社会保険から給付金として支払われる。母乳かミルクか、添い寝か一人寝か…これら育児での大きなポイントは、べべの性格や体調などにもよるが、パートナーと話し合って決め、どんな方法でも納得していることが大切だと私は思う。かけがえのないこの時、存分に楽しみましょう。(凛)
*P.M.I.= Centres de Protection
Maternelle et Infantile 母子保護センター