|
|
●カプラのアトリエに挑戦! フランス在住のオランダ人が1988年に考案した積み木がカプラ。そのアトリエは、輪になって座った子供たちにカプラの木片(縦12cm横2.4cm厚さ0.8cm)を見せ、「すべすべしてる」、「単なる木の板」、「長方形」、「軽い」、「いろんなものが作れる」などと特徴を挙げさせることから始まる。私の娘も幼稚園からこの木片に慣れ親しんできたし、今でも時々カプラで何やら積み上げている。けれども形となる前に崩れることが多く、癇癪を起こすこともしばしば。そこで、娘の友だちも誘ってアトリエに参加することにした。 水曜日の午後に集まった子供たちは約20人。7歳以上と6歳以下の2グループに分かれて何を作るか相談する。私も参加した7歳以上のグループは「宮殿」に決定。けれどもアトリエの真ん中には前のグループが作った「橋」が陣取っている。すると「さあ、壊して!」とおねえさん。えっ、こんな立派な橋を? と思うけれど、この「壊す」作業が思った以上に楽しい。木片を片付けると大きな空間ができた。おねえさんが宮殿の土台を作る。7歳以上のグループは9人だから九角の宮殿。6歳以下は小屋を建てることに決めたようだ。おねえさんは2グループを同時に指導していく。「板の長い辺のほうを立てて」、「緑の板5枚でふたをして」、「縦に立てる時はかならず親指と人差し指で板をつまんで」。宮殿は次第に形を見せてくる。窓の作り方、屋根の作り方に「そうか!」と感心したり、「中に落ちた板は絶対拾おうとしないこと、拾うことで作っているものが崩れちゃったらつまらない」という言葉になるほどとうなずいたり…約1時間後、うず高く積まれた宮殿のてっぺんに板が1本立った。ふーっ、できあがり。娘も友だちも満足の笑顔。(海) |
水土(休暇中は毎日)10h30-12h/14h30-16h/16h30-18h。 Centre Kapla : 27 rue de Montreuil 11e
|
|