11月7日、11区のJean-Pierre Timbaud通り94番地に、パリ市の新しい文化センター〈メゾン・デ・メタロ(鉄鋼労働者会館)〉がオープンした。労組CGT系の鉄鋼労働者同志組合の建物を2001年にパリ市が買い取って改装し、鉄骨とガラスを組み合わせた19世紀の工業建築が、おしゃれな文化センターに生まれ変わった。 2780m2のスペースには、展覧会会場、劇場、アトリエ、録音スタジオ、映画上映室、会議室などがあり、近くカフェもオープンする。
労働運動や熱い政治論議が交わされたこの場所の伝統を踏襲してか、展覧会開催やスペクタクル上演ばかりでなく、地元住民や市民団体、アーティストらの出会 いと創造の場になるそうだ。12月はロジェ・ヴァイヤンについての講演会・映画上映や、子供向けアトリエが予定されている。(し)
Maison des Metallos:01.4700.2520