Pasteur駅界隈(15区) N° 613 2007-07-01 隠れた名所、パストゥール研究所内の博物館を訪れてみよう。 地下鉄パストゥール駅(6、12号線)の近くには、その名称の由来となったパストゥール研究所がある。その世界的に有名な研究所内の博物館に出かけてみた。入り口を入ろうとすると、守衛さんに呼び止められる。受付で身分証明書を提示の上、入館許可のバッヂ作成の必要があったのだった。Museeの表示を掲げた正面の建物に入り2階へ。博物館の受付で訪問を告げると、日本語の説明書コピーを渡され、研究室風の部屋へ案内される。ガラスケースの一つ一つに生化学者、細菌学者としてのパストゥールの業績を示す資料が展示されている。彼こそが、牛乳やワイン、ビールの腐敗をふせぐ低温殺菌法(パストリゼーション)を開発した人物なのだ。一通りの見学を終えたので研究室をでると、係の人から他の見学者たちと一緒に住居部分を案内するので待てとの指示。再びじーっくり展示を見終わったところで、彼が晩年を過ごした住居の見学へ。家具の配置なども変えず、彼らが過ごしていた当時そのままというのが凄い。贅沢な美術品の数々を見る限りは、パストゥールはその業績に報われるだけの暮らしをしていたようだ。見学の最後に訪れるのがパストゥールが眠る地下納骨堂。パンテオン入りを断っただけのことはある意匠を凝らした納骨堂は一見の価値あり。犬やブドウの葉のモチーフに意味があることに気づくと感慨もひとしおだ。 パストゥール研究所 Pasteur駅前。 Musee Pasteur パストゥールの偉大な業績を讃える研究室。 パストゥールの眠る地下納骨堂。 アパルトマンの一室。 CR: Musee/Institut Pasteur 見学の後は、「ピエール・エルメ」で菓子パンやマカロンを買って、頬張りながら散歩を続けよう。この界隈は気軽に行けるビストロも多いので、散歩がてら次に行くレストランの下見をするのもいい。(里) パン屋の軒先の看板。 昔ながらの靴修理店やクリーニング店などに趣あり。 Le Labyrinthe d’Elodie アンティーク・ アクセサリーの販売。 67 bd Pasteur 01.4320.9191 on aime musee ●Musee Pasteur 1 14h-17h30 。土日休。3€/1.5€。 *8月は休館なので注意。 25 rue du Docteur Roux 01.4568.8283 restaurants ●Thierry Burlot 2 予約要の木曜限定オマールエビのグリルを試したいもの。2皿コース29€/3皿コース35€。土昼・日休。 8 rue Nicolas Charlet 01.4219.0859 ●Le Bistro d’Hubert 3 2皿コース26€/3皿コース34€。テラス席あり。 土昼・日・月昼休。 41 bd Pasteur 01.4734.1550 ● Le Dix Vins 4 ワイン付き日替わりランチ15.5€、夜コース24€の気の置けないワインバー。土昼・日休。 57 rue Falguiere 01.4320.9177 ●Le pot au feu 5 23時まで入店できる定番メニューの揃った街角のビストロ。 日夜休。 59 bd Pasteur 01.4320.7980 boutiques ●Pierre Herme 6 いわずと知れた有名パティスリー。サンジェルマンよりすいていて便利。火水10h-19h/ 木-土10h-19h30/日10h-18h。 月休。*夏期の日曜営業は13h30まで。 185 rue de Vaugirard 01.4783.8996 ●La Boutique d’Amerique Latine 7 アクセサリーや衣料など南米の特産品。64 bd Pasteur 01.4320.9191 アルゼンチンのマテ茶や道具も手に入る。 ●La Boutique en Fete 8 仮装グッズや風船などパーティを盛り上げるグッズが勢揃い。貸衣装あり。 日月休。 56 bd Pasteur 01.4047.9945 あんまし似てないセゴとサルコ。 salon de coiffure ●Aqua Bleu Studio 9 定評ある日系美容室。シャンプー+カット+ブロー女性40€/男性23€。要予約。 9h30-18h30(火-20h)日水休。 169 rue de Vaugirard 01.4734.8991 Share on : Recommandé:おすすめ記事 電子タバコの普及にも ひと役かっている。 故郷アルジェリアにちょっと似ている。 「多様で多彩」な地区。 本物のショコラに導かれて。 肉体と精神のコントロールは自転車で。 コミュニティの連帯感。