『ラ・ボエーム』や『イザベル』といった名曲で日本にもファンが多いシャルル・アズナブール。役者としてもトリュフォーの『ピアニストを撃て』や最近ではエゴヤンの『アララトの聖母』で渋い演技を披露してきた。 1922年パリ生まれ。両親はフランスに移住してきたアルメニア人で、本名はシャアヌール・ヴァルナグ・アズナヴーリアン。9歳からパリの舞台に立ち、24歳の時にピアフに認められ、彼女のアメリカツアーにも付き添った。82歳の今も元気いっぱいで、キューバで次のアルバムを準備中だ。 9月29日から10月1日にかけてシラク大統領はアルメニア共和国を正式訪問したが、アズナブールも同伴し、アルメニア人から国賓なみの歓迎を受けた。「トルコが欧州連合に加盟するためには、アルメニア人大量虐殺の事実(1915年から1917年にかけて150万人が虐殺された)を認めなければならない」というシラク大統領の演説に「フランス人であることを誇りに思う」と熱い拍手を送った。 その後は数千人のファンを前にして、力のこもったコンサート。(真) |
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