少しずつ暑くなってきたパリの街。秋冬とはまた違ったおしゃれが楽しめるこの季節はどんな服を着る? 今までジャケットに隠れたトップスがいよいよ主役となるのは確か。凝ったデザインの洋服を買うのもいいけれど、今持っている服を自分の工夫次第で大胆に変身させられないだろうか? 手ごろな材料を使って自分で作ったものを身にまとうのも面白いかもしれない。そう思い立ち、さっそくサンミッシェル大通りにある本屋さん〈Gibert Joseph〉(26 bd Saint-Michel 6e 月-土/10h-19h30)の地下1階、手作り雑貨・手芸の本を扱うコーナーへ。ミシンが必要な本格的なもの作りの本に惹かれつつも、手軽に手芸ができそうなアイディアいっぱいの本に読みいってしまう。見ているだけで楽しくなる。
本をチェックした後は、モンマルトル界隈にある生地・室内装飾の専門店〈Dreyfus〉(2 rue Charles Nodier 18e 月-土/10h-19h30)へ。地階から3フロア分が生地売り場。各フロアの広さ・種類の多さには圧倒されてしまう。日常生活でよく見かけるような生地もあるし、新開発された生地はつい触ってみたくなる。すべて1.8m×1m単位で売っているけれど、フェルトのコーナーでは、半端な20cm売りというのを発見。
その向かいには、糸・ボタン・レースが買える〈Moline〉もあるけれど、今日はボタン専門店〈Tissus Dam〉(46 rue d’Orsel 18e月-土/10h-19h30)へ。見たこともないひょうきんなボタンをひとつひとつ見ていると、ボタンデザイナーの遊び心に魅せられ、彼らのマジックにかかってしまい、ここでかなり長い時間を過ごしていた。(穂)
Tissus Dam
ずらり並んだ手作り雑貨・手芸の本。Gibert Joseph
生地の殿堂dreyfus