Sully-Morland駅界隈(4区) N° 576 2005-11-01 陽のあたる散歩道をそぞろ歩き。 パリの建築の歴史を学ぶ。 シュリー・モルラン駅(7号線)。駅名は、すぐ近くの橋や通りに由来するのだろうと推測したが、実は人名で、シュリー公、マキシミリアン・ベチュヌとフランンソワ=ルイ・モルラン大佐の名から。彼らの名前が、橋や通り名にも使われている。 Pont de Sully そのシュリー橋を渡ればそこはサンルイ島。天気のいい日には恰好の散歩道になる。セーヌ河岸や公園でまどろむのもいい。ただし、暑いくらいの日には、サンルイ島の先端、バリエ公園あたりはアニキたちの出会い場だったりするので、その気がない人は近寄らないほうがいい。公園でのんびりしたいなら、右岸側、シュリー・モルラン駅前のアンリ・ガリ辻公園へ。ここには、バスティーユ牢獄の土台の一部がある。当のバスティーユ広場には革命当時を偲ばせるものはほとんど残っていないので、バスティーユ詣でをしたい人はまずここを訪れるべし。 Square Henri Galli 1899年に発掘されたバスティーユ牢獄の土台の一部が1900年のここに移された。 Hotel de Sully ここでの写真展もいいが、おすすめは中庭。 パリの歴史散策に興味があるなら〈パビヨン・ド・ラルスナル〉は必見だ。パリの歴史を建築物からたどることができる博物館で、パリがどのように町として成立したかが学べ、パリがこの先どうなってゆくのかも知ることができる。模型やビジュアルの資料もたくさん。こうしてみると、パリって、本当に、歴史的建造物の宝庫なんだと改めて思わされてしまう。入場無料で、その日の新聞各紙も自由に閲覧できるし、飲みものの自動販売機もあってほっとひと息つけるので、近所の住人の憩いの場でもあるようだ。この近くに散歩に来たら、休憩はここですることにしよう。(月) Pavillon de l’Arsenal パリの歴史散策を始める前にぜひ訪れたい。模型だけでなく、映像でも年代別のパリの建築が学べる。 。 Ecole des Francs-Bourgeois 1843年設立の由緒ある建物。 近くの兵舎に駐屯している共和国衛兵隊の行進 on aime musees ●Pavillon de l’Arsenal 1 火~土 : 10h30-18h30、日 : 11h-19h 21 bd Morland ●Hotel de Sully 2 62 rue Saint-Antoine 01.4274.4775 月休 restaurants ●Calle 24 3 キューバの料理やお酒が楽しめる。 18h-02h。月休。 13 rue Beautreillis 01.4272.3834 ●La Canaille 4 フランスの伝統的なビストロ料理。 4 rue Crillon 01.4278.0971 ●Le Petit Celestin 5 ノルマンディー産生ガキを肴に一杯。 12 quai de Celestins 01.4272.2081 boutiques ●Analog Collector 6 中古レコード専門店。ジャズの名盤などの売買。 13 rue Charles V 01.4221.2029 ●Cave Esteve 7 ワインをまとめて買うなら。日月休。 10 rue de la Cerisaie 01.4272.3305 ●Miyakodori 8 和食器やネコグッズはここで。日休。 1 impasse Guemenee 01.4278.2311 hotel ●Hotel Saint Louis Marais★★ 9 隠れ家のようなプチホテル。 1 rue Charles V 01.4887.8704 F: 01.4887.3326 www.saintlouismarais.com S : 99e / W : 115e~ / 朝食 : 10e Share on : Recommandé:おすすめ記事 電子タバコの普及にも ひと役かっている。 故郷アルジェリアにちょっと似ている。 「多様で多彩」な地区。 本物のショコラに導かれて。 肉体と精神のコントロールは自転車で。 コミュニティの連帯感。