ラグビーW杯で健闘したフランスチームのキャプテン、ファビアン・ガルティエ選手(34)は、冷静なボールさばきと果敢な突進力でチームを引っ張ってきたが、準決勝で英国に敗れた後、引退声明。「スパイクは片づけました。もう二度と履きません。少ししかプレーしてないヤシヴィリ選手にポジションをゆずります。とても美しい最後の時を味わったら、生活を変えなければなりません」 フランス南西部カオール市に近い農家に生まれる。レジスタンスに興味を持つ歴史好きの少年だったという。コロミエ市のクラブで20年間ラグビーの腕を磨き、1991年にナショナルチームに選ばれW杯に初参加。負傷が重なったりして浮き沈みが激しかったが、2001年に、ベルナール・ラポルト監督の厚い信頼を得て、フランスチームのキャプテンに。W杯後の引退は前から考えていたらしいが、惜しくも最後の花を飾れなかった。 引退後はパリ市の顧問として、2007年フランスでのラグビーW杯開催準備に力を尽くすことになっている。(真) |
“J’ai rangé mes chaussures et je ne les ressortirai plus. |