日本人にもおなじみの名シェフといえば、ジョエル・ロビュション(58)。その名シェフも、最近は、日本との行き来やら、France 3、Gourmet TVなどでのテレビ番組制作やら、コーヒー銘柄のCM出演やらで大忙し…。伝統を大切に守りながらも新しい味を探求した彼の料理が食べられなくなったファンたちの不平がつのっていた。その待ちに待たれていたロビュション氏、5月7日、パリにL’Atelierというレストランを開店。7年ぶりに厨房で采配を振るうことになった。 ポワチエ市に生まれ、父は石工という貧しい家庭で育った。肉が大好きな少年の夢は建築家になることだったが、15歳の時にコック見習いになる。そのあとの出世ぶりはあまりにも有名。 同郷のラファラン首相と波長が合い、料理を離れれば、自転車レースやラグビーを愛する典型的なフランス人。素晴らしい料理を伝えたいという情熱は少しも衰えていないようだ。(真)
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“Avec Joël, c’est net et propre, pas une tache sur le tablier. Et puis c’est le chef le plus didactique qui soit. Il enseigne à la perfection.” 「ジョエルの仕事は、すっきりときれい。エプロンにシミひとつなし。そして、一番啓蒙的なシェフで、教え方はパーフェクト」 *L’Atelier de Joël Robuchon : 5 rue Montalembert 7e 01 42 22 56 56 |