「スター主義は見せかけだけ。牛がテレビに登場すれば、牛がいちばん有名になってしまう。テレビの一大スターはテレビそのもの。それを忘れるとおかしくなる」と語るのは、テレビのバラエティーショーの司会者として人気が高いミシェル・ドリュケールさん。57歳。 彼が日曜の午後と夕方に担当している”Vivement dimanche” は、毎週ゲストとしてアリデー、ベルモンドといったスターだけでなく、政治家たちも登場するので話題になっている。今までにもオーブリ雇用・連帯相、ラング教育相、セガンRPR元総裁などが招かれている。親しみやすい素顔を見せることはイメージアップにつながるので、出演を望む政治家たちがあとを絶たない。 ドリュケールさんが国立ラジオ・テレビ局に入社したのは36年前の1964年。「思ったことをいうと、視聴者の半分を怒らせることになる」といった醒めた考え方が、彼の長寿の秘訣に違いない。(真) |
“(…) le vedettariat c’est bidon. Vous mettez une vache à la télé c’est la vache la plus célèbre. La plus grande vedette de la télé c’est la télé quand on oublie , ça, on disjoncte.” |