友人のユリコさんが気軽に行けておいしいレストランを見つけてくれた。場所は7区のデパート「ボンマルシェ」の裏側で安食堂の多い界隈だ。
一見サヴォワ料理でも出しそうな外観なのだが、一歩店内に入ると赤いチェックのテーブルクロスに手書きの日替わりメニューなど、これぞフランスのビストロといった雰囲気でひと安心。コースの設定はなく、常備メニュー+日替わり料理からなるカルトから料理を選択する。
アントレには、ユリコさんおすすめのレンズ豆のサラダ (13F) と砂肝のサラダ(20F) を。そしてメインに本日の料理から豚フィレ肉オニオン添え (54F) と白身魚の蒸し煮 (58F)、そしてSt-Poursainのロゼをピシェ (25F) で頼んだ。
注文するとあっという間にアントレとワインが登場。レンズ豆も砂肝も温かいままサービスされるので食べやすい。メインの魚はパプリカ風味のソースでつけあわせのライスにも味がついていてマル。豚肉のほうは、柔らかいフィレ肉のスライスと煮込んだオニオンの甘味のハーモニーが抜群なうえに、つけあわせのマッシュポテトもインスタントでない本物の素朴なおいしさで大感激。
驚きの15F均一のデザートからは、プディング・ディプロマットとガトー・オ・ショコラ。両者ともクレーム・アングレーズがかけられ、甘さも控えめで絶品。厨房側の壁にある常連用ナプキンリング入れの仲間に、是非とも加わりたくなった私たちでした。(里)
Au pied de fouet
Adresse : 45 rue de Babylone, 75007 Paris , FranceTEL : 01.4705.1227
12h-14h/19h00-21h30 土夜・日休み