■ WEB通販は伸び悩み “STRATEGIE INTERNET” 最新号によると、1997年のフランスにおけるインターネットを通じての商品の売上げ高は4000万フランで、大きなスーパー一軒の2週間分の売上げ高にしかあたらない。分野別にみると、ツアーや航空券を扱っている旅行業がトップの座に。同誌によれば、今年は4倍増の1億6000万フランの売上げが期待できるとのこと。 ■たまごっちが殺人? 4月5日、南仏のラ・シオタでサイクリング中の二人が自動車に轢かれ、一人が死亡、もう一人が重傷を負った事故の原因は、車のキーについていたたまごっちが鳴り出したことに気をとられたため、と運転していた27歳の女性が自供。 ■アナトール・ドーマン氏死す A・レネの「24時間の情事」、C・マルケルの「ラ・ジュテ」、J・L・ゴダールの「男性・女性」など戦後フランス映画の傑作をプロデュースしてきたアナトール・ドーマン氏が、4月8日心臓マヒで死去。73歳。大島渚の「愛のコリーダ」、V・シュレンドルフの「ブリキの太鼓」、W・ヴェンダースの「パリ、テキサス」も彼が製作した。 ■ “パリ-ルーベ”でバレリーニ勝つ 4月12日、自転車のロードレースではもっとも苛酷とされるパリ-ルーベ間266kmのレースで、イタリア人のフランコ・バレリーニが2度目の勝利。雨天だったため難関の舗石路では、転倒が相次いだ。 ■カリフラワーが安すぎる カリフラワー一個の買値が1.40フラン (生産原価2.50フラン)まで落ち込んだことに腹を立てたブルターニュの野菜栽培業者が、4月12日から17日にかけて、モルレーなどでカリフラワー400トンをばらまいたりタイヤを燃やしたりして高速道路を封鎖。農務大臣は5000万フラン以上の援助を約束して、このカリフラワー騒動に終止符。 ■コルス (コルシカ) 島に暗雲 オート・コルス県のベルナール・ポメル警視総監およびコルス地方警察のトップの座についていたデメトリウス・ドラガッシ警視が左遷された。2月に起きたクロード・エリニャック官選知事暗殺事件の捜査が行き詰まっていることが原因とみられる。財政監査局は、島全体にわたってクレディ・アグリコル銀行が不正融資をおこなったり、ヤミ給与を支払った疑いがある、と指摘している。 ■シャルル・ミヨン新党結成 極右FN党の票を得てローヌ・アルプ地域圏会の議長に選ばれ、UDF (仏民主主義連合) から除名されたシャルル・ミヨン元国防大臣は、4月17日、「あらゆる傾向の保守を統合する」LA DROITEという名の新党結成を発表。FN党のブルーノ・メグレ事務局長は「前向きで大いに期待できる」と評価した。 ■マイカーは年に4万フラン以上の出費 フランス自動車クラブ連盟の調査によると、クリオの新車 (80%は4年のローン)を買った場合、一年の経費は40,625フラン。そのうちローン返済分が40%で、 ガソリン代、ガレージ料、修理費と続く。また安いとされているディーゼル車が、逆に7000フラン高いという意外な結果も発表された。 ■ユーロで革新も保守も分裂騒ぎ 4月22日、1999年1月から欧州通貨ユーロを使うことが国民議会で可決された。社会党、緑の党、UDFが賛成票を投じたが、左翼連合の共産党およびシュヴェヌマン内相が率いる市民運動党 (MDC)が反対票を投じ、保守ではRPRが棄権した。RPRのリーダーで熱心なユーロ支持者のシラク大統領はニガイ顔。 ■サマリテーヌを借りませんか? サマリテーヌ・デパートのアールヌーヴォー建築はパリ名所の一つだが、日本人の観光客を乗せたバスも最近は前を素通りし、デパートが集まっているオスマン通りに直行するので赤字は積もるばかり。そこで床面積の15%を借りてくれるテナントを募集中です。 ■不用の衣類があったら寄付して下さい 赤十字が運営する “福祉ブティック” では寄付された古着を生活に困っている人にタダ同然の値段で販売している。寄付したい方は火~土(10h-18h) にどうぞ。 Boutique sociale : 13 rue du Terrage 10e (01 4209 4473) ■ SOS Malus 年間無事故なら自動車保険料は 5% 割引になるけど、 3年以内に 2度以上事故を起こすと25%割増(Malus)に。 そしてひんぱんに事故を起こすと保険会社に契約を解除されるケースも多い。 そこで<SOS Malus>は、保険会社に拒否されたドライバーを受け入れる。普通の保険料の3倍高だけど、事故常習犯のドライバーには救助策? 45 av Montaigne 8e (01 4073 7482) |
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