11月30日から12月11日まで、パリ北東郊外のル・ブルジェで、COP21(「国連気候変動パリ会議」正式には国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)が開かれる。これをきっかけに一般市民の環境意識を高めようと、秋から冬にかけて、多くのイベントがフランスで企画されている。
その一つ「アルテルナティーバ ・ パリ」が9月26日 (土)–27日(日)に、パリのレピュブリック広場で開催される。日曜日、「アルテルナティーバ村」とよばれる大会場には 〈健康〉 〈食物〉〈気候〉〈水〉〈エネルギー〉など14のコーナーが設置され、約360の市民団体のブースが立ち並び、5万人の来場者を見込んでいる。気候変動や温室効果ガスというと、直接暮らしに関係ないようにみえるかもしれないが、気候変動を抑えるために個人でできることはたくさんある。
参加団体の中から、さまざまな解決方法を提案する市民団体を紹介しよう。自分でできることのヒントが見つかるだろう。
地球上で、今後の世代が穏やかに暮らしてしていけるかどうかは、一人ひとりの意識と実践にかかっている。私たちは、大海をつくっている水の一滴だ。(羽)
構成・文 : 羽生のり子