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ジャン=ベルナール・レヴィフランス電力(EDF)会長は、フラマンヴィル(マンシュ県)に建設中の第3世代欧州加圧水型炉(EPR)が最終的に105億ユーロかかると明らかにした。計画決定当初は33億ユーロの予定だったが、建設が遅れるたびに再三見直され2012年末には85億ユーロに。当初の予定より7年遅れで19年に操業される予定だ。会長は2014年秋就任時、EPR問題に積極的に取り組み、不具合のあったアレヴァ製タンクの改善も進み、16年中には安全認可を獲得できる見通しだ。フィンランドのEPR建設も技術的問題で大幅に遅れ、さらに英南西部ヒンクリー・ポイント原子力発電所に建設予定のEPRも英国政府との契約価格交渉が遅れており、23年の操業予定も延びそうだ。