9月15日から始まったエールフランス(AF)のパイロットのストは26日で12日目に突入した。スト参加率は平均65%で、60%前後の便が欠航。ストによる損失は2億2千万ユーロに上る。エールフランス-KLMグループ(AF-KLM)経営陣が4日、子会社トランサヴィア航空の格安路線事業を現在のフランス、オランダから欧州全体に拡大する計画を打ち出したことに対して、パイロット組合が反発。その計画によってパイロットが同子会社に異動させられ、待遇が悪化することを組合は懸念している。AF-KLMは25日、同計画を断念すると提案したが、組合側はグループ内全社のパイロットの労働条件をAFレベルに統一することを求めてストを続行している(26日現在)。