破棄院は3月19日、2008年にソシエテ・ジェネラル銀行に49億ユーロの損失をもたらした元トレーダー、ジェローム・ケルヴィエル被告の禁固3年の控訴審判決を確定した。しかし、49億ユーロの賠償金の支払いについては破棄した。被告は2月からローマからパリに向けて「金融市場の専制に抗議するための」徒歩旅行を行っている最中で、破棄院には出頭しなかった。49億ユーロの賠償金支払いが破棄されたことで、銀行にも責任があるという被告の主張が部分的に認められたことになる。賠償金については控訴院で新たに審理される予定だ。
ケルヴィエル被告、破棄院で刑確定
破棄院は3月19日、2008年にソシエテ・ジェネラル銀行に49億ユーロの損失をもたらした元トレーダー、ジェローム・ケルヴィエル被告の禁固3年の控訴審判決を確定した。しかし、49億ユーロの賠償金の支払いについては破棄した。被告は2月からローマからパリに向けて「金融市場の専制に抗議するための」徒歩旅行を行っている最中で、破棄院には出頭しなかった。49億ユーロの賠償金支払いが破棄されたことで、銀行にも責任があるという被告の主張が部分的に認められたことになる。賠償金については控訴院で新たに審理される予定だ。