元SNCF(国鉄)の敷地を再開発したパリ18区のパジョル地区。中学校と市立体育館は2010年にできていたが、隣のHalle Pajolは昨年夏〜秋にオープンしたばかり。屋根はソーラーパネル(3500m2)でおおわれており、鉄骨と木でできた建物はとてもエコロで落ち着いた感じだ。裏手には2500m2の半屋内庭園が近く完成する予定。
建物のほとんどを占めるユースホステルは1階に大きな玄関ホールがあり、利用者でなくても入りやすいオープンな空間。バーもあるので、庭に面した板張りのバルコニーでコーヒーなど飲みながらくつろぐのもいい。同建物内の市立図書館はBDやマンガが充実し、テレビゲームで遊べる部屋もある変り種。1階の商業スペースにはまだカフェ1軒しか入っていないが、近くパン屋がオープンするそうで、付近の住民のくつろぎスポットになりそうだ。(し)