11月30日、ヨーロッパ・エコロジー=緑の党(EELV)の全国会議で、エマニュエル・コス氏(39)が全国書記に選出された。コス氏の動議はイヴ・コシェ、アラン・リピエッツ両氏の共同動議(36.53%)とジュリアン・バユー氏の動議(8.12%)を大きく引き離し、55.35%の得票率を獲得。社会党政権との連立問題でEELVは分裂しており、今後のコス氏の舵取りが注目される。コス氏はエイズ撲滅団体Act-upの会長を1999〜2001年に務めた後、2010年にEELVから出馬してイル・ド・フランス地域圏議会副議長に選出。左翼戦線との人脈を持ちつつも、社会党寄りとの懸念を持つ向きもある。