「シャンゼリゼ大通りの軍靴の行進の際に、私の名前がついた椅子が空いたままだったことは誇りだ」
7月14日恒例、シャンゼリゼ大通りの軍隊パレード。各大臣も配偶者共々参列することになっているが、セシル・デュフロ住宅相の配偶者で、やはり欧州エコロジー・緑の党に属するグザヴィエ・カンタが座るはずの椅子に人影なし。それだけでも、批判の対象になるはずだったが、同日、その反戦主義者カンタが上記の内容をツイッターで発信したから、右派議員はカンカン。7月16日、国民議会で民衆運動連合UMPのタカ派 フィリップ・ムニエ議員は「政府は、特にマリに派兵されている兵隊たちを尊敬できないような人物を招待すべきではない」と抗議。デュフロ住宅相は思わず涙。国民議会の社会党代表は、「住宅相が涙したのは理解できる。家族や友人の責任までとらされることにうんざりしているんだ。そのうえ、配偶者の発言まで正当化しなければいけないなんて、あんまりだ」