カユザック前予算相(元社会党)が脱税容疑で国民議会議員を辞職したことを受けて、6月16、23日にフランス南西部ヴィルヌーヴ・シュル・ロットで補欠選挙が行われた。23日の決選投票の結果、大衆運動連合(UMP)のジャン=ルイ・コスト氏が53.76%の得票率で、国民戦線(FN)のエティエンヌ・ブスケ=カサーニュ氏(46.24%)を破って当選した。第1回投票では、コスト氏(28.71%)、ブスケ=カサーニュ氏(26.04%)が社会党のベルナール・バラル氏(23.69%)を退けて決選投票に進んだ。弱冠23歳のFN候補は「選挙では負けたが、イデオロギーでは勝った」と高スコアに満足気。社会党は国民議会で1議席を失った。