4月1日、TF1の人気番組「コーランタ」専属の救急医ティエリー・コスタ氏(38)がカンボジアで自殺した。この番組は、南国の島に隔離された参加者たちがサバイバル生活をしながら競技を競い、最後に残った人が巨額の賞金を得るというリアリティー番組。同国コーロン島で収録された番組初日の3月22日、参加者の男性(25)がけいれんを起こし、コスタ医師が応急処置を施してから病院に搬送したが、心臓発作で亡くなった。この処置が不適切だった疑いがあるとして捜査が始まり、同医師はメディアやインターネット上の批判を苦に自殺した。なお、5日付フランスの各紙は、フランスに搬送された男性の司法解剖で特発性拡張型心筋症が確認されたと報じた。医師の処置の適切性については捜査が続行されている。