国際自転車連合(UCI)は10月22日、薬物使用疑惑の米ランス・アームストロング選手(41)のツール・ド・フランス7連覇のタイトルを剥奪し、自転車競技界から永久追放するという米反ドーピング機関(USADA)の処分を承認すると明らかにした。USADAは10月10日に公表した報告書で、同選手が「前代未聞の完璧で効率的なドーピングシステム」を実践していたとした。UCIの決定によって、同選手はツール・ド・フランスの賞金計295万ユーロを返還しなければならないほか、米保険会社との係争で獲得した580万ユーロの返済義務が発生する可能性も。すでに全スポンサー契約は打ち切られているが、同選手の資産は9600万ユーロと見積もられている。