1月31日、フランス国籍取得の条件を厳しくする内務省令（デクレ）が官報に掲載された。国籍申請者に対する県庁での面接の際、フランスの歴史・地理・文化、国の基本方針などに関する小学校最終学年レベルの10程度の質問に3つの選択肢の中から答えさせるテストが2012年7月から導入される。すでに2000人の申請者に対して試験的に導入されていて、70〜80％の人が合格した。また、日常生活に支障のない程度のフランス語のレベルが求められる。フランス国籍を取得する人は年間約10万人。その44％が北アフリカ系で、トルコ人、ロシア人が続く。
