6月22日、バカロレアS(理系)の数学の4問題のうち1つが試験(21日)の前日にインターネット上に掲載されたことが明らかになった。警察の捜査によると、アルクイユの試験センターが管理する試験問題印刷所職員が外部の人間を印刷所に入らせたとみており、印刷所に入って写真を撮って投稿者に渡したとみられるヴァル・ドワーズ県の高校生2人と、ネットに投稿した大学生が25日に逮捕され、取調べを受けた。シャテル教育相は、漏洩した問題は採点されないこととし、試験のやり直しはしないと発言し、受験生や親の怒りを買った。一方、5月に大勢の受験者がカンニングしたとして無効になった職業高等教育修了証(BTS)の再試験が26日に行われたが、受験生が会場封鎖をして抗議したために一部の受験生が試験を受けられなかった。