7月12日、欧州議会は、EU委員会が昨年6月に提案した自然再生法案を賛成336票、反対300票で可決した。
EU委はモントリオール生物多様性枠組に沿い、劣化した陸と海の生態系を2030年までに30%、40年までに60%、50年までに90%回復させることを加盟国に義務づける法案を提出したが、欧州人民党(EPP)が極右とともに農業・漁業・再生エネルギー開発への影響が大きいとして反対し、法案廃案動議を提出(312票対324票で否決)。食料価格高騰の際や再生エネルギー開発の場合は例外とする修正案が加えられた。