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パリの予審判事は、仏海外県グアドループ、マルティニークでの農薬クロルデコン使用による健康被害の訴えを不起訴にした。
両県ではバナナ栽培の殺虫剤として1972-93年に使われ、土壌・水汚染、前立腺がんを発生させた。保健当局によると住民の9割が農薬に汚染されており、市民団体が06年に毒投与罪などで告訴していた。
判事は、90年代初め時点では刑法上の因果関係が確立されていなかったと説明。市民団体は「国の恥」と非難した。バナナ栽培労働者は12月から職業病が認定され賠償金の申請が可能だ。
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