今月、デンマークで変異した新型コロナウイルスがミンクから人間に感染し、約1500万匹のミンクが殺処分されたことが話題になったが、11月22日、フランスのミンク農家でも初のミンクの感染例が確認された。
フランスに4軒残るミンク農家のうち、感染が確認されたのは、ユール・エ・ロワール県にある農家。確認後は、およそ千匹のミンクが殺処分された。4軒のうち1軒は感染なし、もう2軒の検査の結果が今週中にも出ることになっている。
ミンクだけでなくイタチ科の動物が変異ウイルスの宿主となることから、獣医らはペットとして飼われるフェレットの飼い主などにも、感染者との接触を避けるよう呼びかけている。
フランスはこの9月、毛皮のための動物を飼育する農場を禁止。2025年までにすべての閉鎖することになっているが、動物愛護団体などは即座の閉鎖を要求している。