新型コロナの外出禁止期間中、スーパーの野菜果物の値段が10%から25%値上がりした。高い野菜はイヤ、店の外で並ぶのもイヤ、店内で感染の危険にさらされるのもイヤな消費者が向かったのは、地元産を安く予約販売する地産地消システムだった。
その一つ、「ケルボングー」は、インターネットによる注文販売と店頭販売の両方を行なっている。収益を会社の活動に回し、個人が富を蓄えない「社会・連帯経済企業」という2014年にフランスにできたカテゴリーの企業で、「安全で環境に良く、新鮮でおいしい地元の食べ物をすべての人に」をモットーとしている。庶民的なパリの東で展開するのは、低所得者もこれらの食べ物にアクセスできるようにするためだ。
パリから200キロ圏内にありながら、首都に販路がなかったピカルディー地方の小規模農家から、野菜果物、乳製品、穀物、肉、飲料、調味料を仕入れる。農家は、ビオ、アニマルウェルフェアを考慮した畜産など環境保全型の農畜産業を行っているところばかり。10 区の店では、注文引き渡し日と店頭販売の日が違う。20区で顧客だったエリーズさんは引っ越し後はこの店の常連だ。「安くて美味しい。特に肉の質が高い」とお気に入りだ。
ちなみに、Kelbongoo は(Quel bon goût!) 「なんていい味!」の意。(羽)
https://www.kelbongoo.com
Kelbongoo Bichat – 3bis rue Bichat 10e
月・木曜:注文したものの引き渡し
水・土:店頭販売 (水:13h15-20h15 土:9 h00-16 h00)
Kelbongoo - Bichat店
Adresse : 3 bis rue Bichat, 75010 Paris , Franceアクセス : Goncourt, République
URL : https://www.kelbongoo.com