ジャズはライブだ。ミュージシャンの演奏にのって、ほかの客と体をゆすりながら聴くのが一番。バカンス明けを待ちながらほとんどのジャズクラブが閉まっているなか、サンサイドががんばっている。7月と8月はピアノ中心のプログラム。
17日、18日(19h/21h30。30€)は、イタリア出身のジョヴァンニ・ミラバッシ(写真)。2000年のファーストアルバムでは世界各地の反戦や革命の歌をとり上げ注目された。最近はシャンソンをテーマにしたりと、メロディーラインに敏感なジャズを目指している。今回はベースのフランソワ・ムタン、ドラムスのルクミル・ペレスが加わったトリオ。
28日と29日(19h30/22h。28€)は、今売れっ子のトランぺッター、アヴィシャイ・コーエンとのデュオアルバムで、音数少なく、みごとなタイミングのピアノを聴かせてくれたヨナタン・アヴィシャイ。エリントンやアーマッド・ジャマルに影響を受けたというだけに、独特のリズム感、切りつめたフレージングの美しさ。共演はベースのヨニ・ゼルニック、ドラムスのドナルド・コントマヌー。(真)
いずれも開演の45分前に開場。要マスク。
Sunside : 60 rue des Lombards 1er M°Châtelet
www.sunset-sunside.com