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トルコの首相を招いての臨時欧州理事会がブリュッセルで開かれた。トルコは、自国からギリシャに渡航した難民を自国に戻し、トルコで難民申請した者を欧州受入国に送ることを提案。その見返りとして、EU(欧州連合)から30億ユーロの難民管理のための支援と、トルコ人のEU域内ビザ廃止、EU加盟手続きの進展を要求。この提案を協議するため、EU理事会が17日に開催される。EUは将来的にトルコ=ギリシャ経由の難民移動の廃止を検討中。また、2日には欧州委員会が、難民のEU内での人道援助費用として今後3年間に計7億ユーロを供出することを提案した。内訳は、周辺国が国境を閉鎖したために、2万人の難民が足止めされているギリシャに3億ユーロと、その他の国に4億ユーロ。