第一次世界大戦で800万人動員されたフランス人の4分の1が犠牲となった。ヴェルダンのメモリアム再オープンで、「祖国のために命を捧げた英雄たちに感激」という発言がテレビで流れたりしたが、真実は?
「死体が重なる戦線に比べたら、と言われるだろうが(…)収穫物が散らばってもう芽が出ている。こんなみごとな麦畑が放棄されているのはとても悲しい」
エルネスト・ウイットフェルド。34歳の農民。
「この雨続きで、砲弾でくずされた塹壕(ざんごう)の土の中から、死体が現れてくる」
ジュール・グロジャン。年齢職業不詳。
「軍隊の規律なんてあったもんじゃない。島流し、奴隷状態だ。若い士官は出世できるように目立とうとしているだけだ」
エミル・ソトゥール。年齢不詳。1916年10月10日戦死。
「お願いだ。誰の手になるものでもいいから君の肖像を送ってほしい。私が接吻し、手で抱き、たたき、揺すり、愛撫し、愛し、自分のものにした顔を…」
『グラン・モーヌ』の著者アラン・フルニエ。28歳。1914年9月22日戦死。
「『構え、発射』の悲しい命令が響き、その哀れな兵士は身をよじらせて倒れ、伍長がとどめの一発を頭に打ち込んだ。(…)犯罪は終了した」
マルセル・ガリーグ。31歳。見せしめの銃殺現場にいた。1915年12月戦死。
“Paroles de Poilus” (Librio 3€)からの引用。