Alternatiba [アルテルナティーバ]
気候変動に歯止めをかけ、より人間的な社会を実現するために、自分たちの環境と暮らし方をポジティブに変えていこうという市民運動。2013年10月にナルボンヌで12000人が集まり、その後全国に広がった。今年は、4人乗り自転車でナルボンヌを6月に出発し、ヨーロッパ5カ国5600kmを走ったトゥール・アルテルナティーバの一団を9月26日11時半にレピュブリック広場に迎え、パリのイベントが始まる。午後は気候変動についての講演会、夜は路上でのスペクタクルと大コンサート。27日は、レピュブリック広場に「アルテルナティーバ村」が出現し、約360の団体がワークショップやミニコンサート、子ども向けイベントなどを行う。夜は19時からダンスパーティーで盛り上がる。
COP21とは?
COPは、気候変動を抑えるために、大気中の温室効果ガス濃度を安定させることを目的とし、1995年から毎年開催される国際会議。今年はその21回目だ。1997年の京都でのCOP3で、先進国の2008-12年の温室効果ガス排出量削減目標を国別に決めた「京都議定書」が採択された。しかし、アメリカが締結を拒否し、工業化途上国が対象外だったため、不十分な結果に終わった。京都議定書で決めた期限の2012年の後の目標を、2009年コペンハーゲンでのCOP15で決めようとしたが、最終的な合意が得られず、会議は失敗。パリでは2020年以降の削減目標が交渉の目的になる。