ビールが美味しい季節。クラフト・ビール(ビエール・アルチザナル)がますます人気のようだ。Ovni 2014年4月15日(762号)の特集でも紹介したような、小規模の手工芸品的な地ビールが、クラフト・ビール。ワイン王国フランスでも、ミクロ・ブラッスリーと呼ばれる醸造工房は急増していて、5年前のおよそ2倍にあたる約600カ所あるという。
それぞれが、様々なオリジナルビールを生産。その種類たるや膨大な数で、「全銘柄制覇!」となれば、一年中酔っぱらっていられるに違いない。
ビールは大きくラガーとエールに分類されていて、爽快なピルスナーはラガーで、低温で長期熟成。一方のエールは、常温で短期発酵。白ビールやスタウト(黒ビール)はエール。コクと風味が豊かで、クラフト・ビールの多くがエールを作る。
フランス産銘柄を中心に、20種類の生クラフト・ビールが並ぶこのバーは、舌の肥えたパリジャンで連日満員。さらに、ビールに合う食事が楽しめるレストランもお向かいに。(高)