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イタリア最南端のランペドゥーザ島とリビアの間の海で、エリトリアなどのアフリカ諸国やシリアからの移民を乗せたリビア出港のトロール漁船が転覆し、約800人の移民が死亡した模様。助かったのは28人。数日前にも同様の船の事故で450人の移民が死亡したばかりだが、今回の事故は近年でも最悪。毎日500~1000人の移民がイタリアの沿岸警備艇や商船に救出される一方で、今年1月以来判明しているだけで1500人の移民が海難事故の犠牲者に。イタリアが移民海難救済に毎月900万ユーロを負担していたが、伊政府の要請で昨年11月から欧州連合(EU)負担で月290万ユーロに予算が削減。人道支援団体は救済予算の削減を非難し、EUの対応を求めている。