2月5日、ベルナール・プティ=パリ警視庁長官が捜査情報漏えいの容疑で取り調べを受けて被疑者扱いとなり、停職処分になった。部下のリシャール・アトラン警視庁長官室長も同罪で被疑者となり、国家警察福祉団体職員1人も国家警察監査総監によって身柄を拘束された。事件の発端は、滞在許可証発行に関する汚職で昨年10月に事情聴取された元憲兵特別部隊のクリスチャン・プルトー氏が自らの事情聴取を事前に知っていたと漏らしたこと。電話やSMS履歴から上記3人と同氏が連絡を取り合っていたことが発覚した。一方、滞在許可証関係の汚職で有罪判決を受け服役中のクリストフ・ロカンクールは、2014年7月にパリ警視庁から52kgのコカインが盗まれた事件の主犯格として6日に取調べを受けた。この事件でもパリ警視庁の警官がからんでいた模様。