4月1日にオランド大統領がヴァルス内相を新首相に任命したのを受け、大統領と新首相の協議の結果、2日に内閣改造が発表された。新顔はセゴレーヌ・ロワイヤル環境・持続可能開発相、フランソワ・ルブザマン労働相の2人。モントブール生産再建相が経済・生産再建・IT相に、サパン労働相が財務相に昇格し、従来の経済財務相の役目を分担する。内相にはカズヌーヴ欧州担当相が、教育相にはアモン福祉経済担当相が、女性権利・都市・若者スポーツ相にはヴァロー=ベルカセム報道官がそれぞれ昇格した。外相、法相、文化相など8閣僚は留任。前内閣の大臣・閣外相34人から16人と大幅に減り、男女半々。ヴァルス首相は「闘う内閣」を標榜(ひょうぼう)。前内閣にデュフロ住宅相らを参加させたヨーロッパ・エコロジー=緑の党(EELV)は政府の環境政策への不満から内閣への不参加を決めた。