3月4~5日に風刺紙カナール・アンシェネとニュース専門サイト「アトランティコ」に、サルコジ前大統領と側近の間の会話が掲載され、物議をかもしている。この会話は2011年2月末に前大統領顧問パトリック・ビュイソン氏がボイスレコーダーで録音したもので、内閣改造が行われる直前だったため、閣僚数名についての内輪話が主な内容。そのほか登場する側近は顧問のアンリ・ゲノ氏、広報顧問のフランク・ルヴリエ氏など。カーラ夫人も登場しており、サルコジ夫妻はプライベート侵害としてビュイソン氏に損害賠償を要求し、さらに録音掲載の中止を求めて告訴。ビュイソン氏は録音をメディアに流したのは自分ではないとし、盗難の訴えを6日に起こした。