国会議員・欧州議会議員と地方行政のトップの兼任を禁止する2つの法案が1月22日に国民議会で可決され、最終的に成立した。第1の法案は国民議会議員、上院議員が市町村長・助役、県議会議長・副議長、地域圏議会議長・副議長などを兼任することを2017年から禁じるもの。第2の法案は欧州議会議員が上記の地方行政執行職を兼任するのを2019年から禁じる。2法案は賛成313票、反対225票で可決。与党左派が賛成、右派UMP、中道のほとんどは反対した。この法案は昨年秋に上院議員の兼任のみを可能にする修正が加えられて上院で可決されたが、今回の採決で国民議会議員数の過半数を超える賛成票を得たことで最終的に成立した。現在、国会議員の6割が地方行政執行職を兼任している。