イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)が、2011年11月にマリ北部で誘拐したフランス人フィリップ・ヴェルドンさんを仏軍マリ介入の報復として殺害したとの声明を3月20日、モーリタニアの通信社が伝えた。仏外務省はこの情報を未確認とした(25日現在)。一方、2月末の仏軍の空爆で死亡が報じられたAQIM幹部アブデルハミド・アブゼイドの死亡を仏大統領府は23日に確認した。アブゼイドは2010年9月のニジェールにおけるアレバ社員ら7人の誘拐の首謀者とされている。また、カメルーン北部で2月19日にフランス人家族7人を誘拐したナイジェリアのイスラム過激派「ボコハラム」は18日、一家の父親が声明を読み上げるビデオを公表。声明は一家の健康状態の悪化を訴えており、7人の安否が懸念されている。