『アラジンと魔法のランプ』、『アリババと40人の盗賊』、『シンドバッドの冒険』などが語られている『千一夜物語』。由来は、古代ペルシャの王子二人の兄弟がそれぞれ帰宅時に、妻と黒人奴隷の情交場面に出くわし、妻と奴隷を斬首(ざんしゅ)。兄の方は怒り狂い、毎夜処女を供出させては殺した。処女が尽き、宰相は自分の娘二人を供した。長女シェヘラザードは毎夜王子に話を語り聞かせ、死を逃れる。以来、処女の殺害も止めさせたとか。リムスキー・コルサコフの交響楽組曲のバレエ『シェヘラザード』で、1905年ニジンスキーが黄金の奴隷を演じる。会場にフランス語の語りが流れ、インド、トルコ語版などの挿絵入り『千一夜物語』書や絵画・版画、オブジェ・武具・装身具他を展示。
4月28日迄(日休)。
Institut du Monde Arabe :
1 rue des Fossés-St-Bernard 5e