ナント郊外ノートルダム・デ・ランドに建設予定の新空港に反対する運動が続いている。11月17日、地元農民やヨーロッパ・エコロジー=緑の党(EELV)、中道MoDem、急進左派による大規模な反対デモがあり、警察発表で1万3千人、主催者発表で4万人が参加。現在のナント・アトランティック空港の容量不足を解消するために1974年に新空港建設が決定され、2008年に最終的な国の認可を得た。工事開始は2013年1月、完成は2017年の予定だが、農民や環境保護派が建設地に小屋を建て反対運動を続け、憲兵隊が何度も強制排除している。前ナント市長で空港建設推進派だったエロー首相は24日、工事開始を半年遅らせ、農地接収を減らす可能性など反対派との対話を開始するとした。