スイスの外国人への課税、厳しくなる?

 9月23日、スイスのベルン州とバーゼル=ラント州で、外国人富豪に有利な「定額税」についての住民投票が行われ、前者では同税を維持、後者では廃止することが決まった。この定額税は、スイスで就労していない在住外国人に対し、家賃または家賃相当額(持ち家の場合)の5倍の金額をベースに算出された額を税金として支払う制度。
 これが廃止されると、普通のスイス人と同じように、所得に応じて所得税を支払わなければならない。たとえば、フランス人歌手ジョニー・アリディはベルン州に住んでおり、2011年の所得は推定520万ユーロであるが、この定額税制で課税額はわずか70万スイスフラン(57万8000ユーロ)。ただし、同州の住民投票では、同税を維持するものの、ベース額を家賃の7倍に引き上げることになった。スイスにはこの税制の恩恵を受ける外国人富豪が5445人いるが、最近、全26州のうち、バーゼル=ラント州を入れて計5州が同制度を廃止したため、多くの外国人富豪が転出したという。タックスヘイブンのスイスも税金逃れへの規制が厳しくなりつつある。(し)

 

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