芝生でピクニックする人、寝そべって本を読んでいる人、ボール遊びや水遊びに興じる子供たち…気球の浮かぶ、のどかなアンドレ・シトロエン公園(15区)にチョウの温室ができた。ただし、9月2日までの期間限定。70m2と小さいながらも、10種類、300匹のチョウがゆらゆらと優雅に飛び交っている。モンシロチョウ、キアゲハ、シロジャノメなどフランス各地で見られる、ごく普通のチョウたちだ。身近にいる生物の多様性保護を訴える市民団体〈Noé Conservation〉が、身近にある自然を観察しようと呼びかける展覧会だ。そのため、入場者はチョウを観察するばかりでなく、一つ一つ名前の付けられた毛虫を探して見られるほか、人工のふ化器には卵やさなぎが展示してあり、さなぎから成虫になる様子もラッキーなら観察できるかも。(し)
“Ballon et papillons”: Parc André Citroën 15e
M°Javel-André Citroën 3€/1.5€(3-11歳)。