ついに子供が待ち望むバカンスがやってきた! 中3の次男は6月28日から、高2の長男の授業は6月半ばまでだったが、事前バカロレアがあったので本当の休みは30日から。今年は日本に行くので、長い2カ月の休みの計画をあれこれ考える必要がないのはありがたい。
休みに入ると、次男は友だちを呼んだり呼ばれたりして、テレビゲームやスポーツに興じ、ひとりのときはゲームにほぼ明け暮れている。長男のほうは、バカロレアの反動か、出かけたっきり、ほとんど顔を見ない日が続いた。友だちと出かけ、彼らの家を泊まり歩き、たまに帰ってきたと思ったら、友だちを連れてきてギターを弾いたり、インターネットでわいわい遊んでいる。7月も半ばになると、1人、また1人とバカンスに出かけてしまうので、今が遊び時なのだろう。
バカンスの過ごし方は、家族旅行、コロニー(子どものためのバカンス村)、スポーツ合宿、おじいちゃんやおばあちゃんの家に滞在など、それぞれにいろんな計画があるようだが、アドの本当にしたいことは何なんだろう、と思って次男に聞いてみた。
「いろいろだけど、アメリカに行きたいって人が多いかな……ニューヨークとかさ」。次男の友人に聞いても同じことを言う。アメリカ映画やテレビシリーズの影響? 学校で英語を勉強しているから? いずれにしても、13歳の次男のバカンスは、親と過ごすという前提がある。
それに比べると、長男の夢のバカンスは聞かなくてもわかる。友だちグループといっしょに旅行したり、集まってわいわい過ごすことだ。実際、日本に行ったら、長男は友人たちと1週間ほど旅行する計画になっている。長男の友人にも聞いてみたが、友だちといっしょに遊んだり、旅行したりすることだそうだ。もう「親といっしょにバカンスなんてダサい」という年齢なのか。歳相応に成長しているということなのだろうが、親としてはちょっとさびしい気もする。(し)