フランスでは女性はジーンズ、パンツ、パンタロンなどズボンをはくことが禁止されている! ホントです。少なくとも法律上は。1800年11月17日施行の条例いわく「男性のように装いたいと思うすべての女性は県庁の許可を受けなくてはいけない」。ズボンをはいた男装で有名だったジョルジュ・サンドもアンドル県の県庁に出向いて許可をもらっている。そしてこの条例は1909年に、女性のズボン着用は「自転車のハンドルや馬の手綱を握っている時は許される」と若干改められたが、まだ廃止されていないのだ。そこで〈Ni putes ni soumises 娼婦でもなく服従もしない〉協会は、この条例を廃止するように大統領候補に要求した。でも半分以上のフランス人女性がズボン姿というのが現実なんだから、廃止してもしなくてもどうでもいいと思うけれど。男女平等のためにもっと大切なことはないのかなあ?